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Daniel Martin Moore 『In The Cool of Day』 2011
アメリカのダニエル・マルティン・ムーアというSSW。
実は彼の詳しい経歴など知らないのですが
とても好きなサウンドと歌声。
サウンドはオールドタイムなアコースティック・スウィングで
ジャズ、ブルース、カントリーを
絶妙なモダンなアレンジで聴かせてくれます。
ジェントルな歌声もそうなのですが、
ソンドレ・ラルケの『Dupper Sessions』を彷彿させます。
決して派手ではありませんが
なんともサラリとした印象、
“センスの良い作品”と言えましょうか。
こんな音楽が流れるお店で
美味しいコーヒー飲みたくなります。
Alexi Murdoch 『Towards The Sun』 2011
数多いニック・ドレイク・フォロワーに一人
アレクシ・マードックの最新作です。
もう一聴するだけで
ニック・ドレイクへの敬愛を伺えるほど
サウンドも声もまさに、という感じなのですが、
しかし、彼が魅力的なのは
彼の書くメロディがとても素晴らしいからでしょうか。
淡々とした情景の中に、
切なさや儚さや暖かさが宿っています。
じっくり聴くというよりは
その時々の時間や景色の中で
色を変えていく作品かもしれません・・・。
2005年作の後に
サウンドトラックを手がけているそうで
実はそちらは未聴なので聴いてみようと思います。
Phoebe Snow 『Phoebe Snow』 1974
ニューヨークのSSW、フィービー・スノウが
4月26日、60歳で亡くなりました。
私が彼女を知ったのは
たぶん、大学に入って間もない頃だったか
70年代のSSWに夢中になって
レコードやCDを探していたのですが
いわゆる名盤とされていた
彼女の作品もレコード屋では容易に手に入れることができました。
デビュー作がレオン・ラッセルの
シェルター・レーベルからの発売されていたことを知ったのは
後になってからのことでしたが
フォークとブルース
ジャズとソウル
つまり洗練された都会的なブルーアイド・ソウル、
キャロル・キングやローラ・ニーロにも夢中だった耳には
それと同じくらい極上の音楽だと感じました。
ラルフ・マクドナルド、テディ・ウィルソン
ズート・シムズ、ボブ・ジェイムス
デヴィッド・ブロンバーグ、チャック・イスラエル・・・
バックを支えるクロスオーヴァーな面子
レコードのクレジットを見て楽しむことも
またこのレコードから教わった気がします。
ノラ・ジョーンズが出てきた時
最初に過ぎったのはフィービー・スノウでもありました。
今日はしみじみと
彼女の歌声を聴いていようと思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
Airborne 『Songs For a City』 1977
こちらはカナダのマイナー・グループですが
おなじみBeatballからの再発盤です。
(Thanks! pasarero-san.)
C.S&Nのようなフォーク・ロック・スタイルを
さらにメロウにソウルフルにさせたようなサウンド。
いなたさを残している点では
ハワイ産AORの空気感や雰囲気に近いです。
レコードを買っている時には知らなかった作品。
こうしてCD化されるとは嬉しい限りです。
どなたかがUPしていました↓