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High Llamas 『Talahomi Way』 2011
ハイラマズの新作です。
ハイラマズといえば
高校生の時にFMから流れてきた
「Checking In, Checking Out」に
惚れてしまい、アルバム『Gideon Gaye』を
池袋WAVEに買いに走った(西武線で)のをよく覚えています。
もちろん当時は朝から晩まで
ビーチボーイズ〜ブライアン・ウィルソンのことを考えていたり
ステレオラブ以上にかっこいい音楽はあるのかしらと
ひとりぼんやりしていたので
もう自然と彼らの音楽の虜になったわけです。
なので彼らの音楽を聴くと
ある意味、プチ・バーバンクというか
本当に懐かしい気分になります。
その後の『Hawaii』は発売日に買いに行き
次の『Cold And Bouncy』が若干エレクトロ寄りになって
レコードを買うのに忙しくなったのか
ハイラマズからは遠ざかってしまいました。
そんな折、07年の『Can Cladders』が
まるで昔に聴いたハイラマズのサウンドのよう、
というよりは、とても新鮮にただ素晴らしい音楽と聴くことができて
純粋に楽しむことができました。
2011年に届けられた新作もまた素晴らしい、
ジョルジオ・トゥマの新作と並べて聴きたいですね。
Benny Sings 『...At Home』 2007
“ベニー・シングス”と言葉にするだけで
なぜかワクワクするような
それくらい大好きなアーティスト。
とてもシンプルなメロディで演奏で
しかし特別なマジックは宿っているのは確かです。
ポール・マッカートニーやトッド・ラングレンを引き合いに出すことも
もはや当たり前になってしまいましたが
彼のポップ・センスもまたエヴァーグリーン。
ウーター・ヘメルもジョヴァンカももちろん素晴らしいですが
やっぱりベニーはソロ作品。
『I Love You』もフェイヴァリットですが
こちらが手元にあったので。
そんな彼の新作が春に発売されるそうです。
もう今から楽しみです。
Isobell Campbell 『Amorino』 2003
元ベル&セバスチャンのイザベル・キャンベルのソロ作品です。
2003年作品ということで
当時はリアルタイムで彼女の作品をチェックしていたわけではありませんが
クロディーヌ・ロンジェやマーゴ・ガーヤンが大好きな私にとっては
彼女も延長線上というか、同じ世界の音楽でした。
A&Mのようなソフィスティケイトされた60'sポップス・サウンドと
映画音楽のようなイージーなジャズやボサノヴァ。
この時期の作品は今聴くとどうもしっくり来ない場合もありますが
彼女の作品は無駄なアレンジされていないせいか
今聴いてもその素晴らしさを保っています。
2006年の『Milk White Sheets』は
アコースティック・ギターと歌だけというシンプルで静寂な内容でした。
もちろんこちらも素晴らしく
『Amorino』が昼の音楽なら、
『Milk White Sheets』は夜の音楽といったところでしょうか。